災害事例

No.3 夜礼中に熱中症で倒れて負傷

  • 工事の種類:鉄道施設改良工事
  • 職種:土木作業員(職長)(45歳)
  • 起因物:高温・低温物との接触
  • 作業の概要:作業開始前の夜礼

発生状況

被災者は、鉄道施設改良工事のための夜間作業開始前に、職長として夜礼に参加している途中に意識が朦朧となって倒れ込んだ際、土間コンクリートに左目を強くぶつけて負傷した。

(被災程度:休業7日)

「原因」と「再発防止対策」を、災害発生要因の4M分類(人的・設備的・作業的・管理的)で検討してみましょう。

原因と再発防止対策の例

  原因 再発防止対策
人的 夜勤開始から12日目であり、疲労が蓄積されていた。 慣れるまで適時に休暇を取り疲労の回復を図る。
設備的 密封された室内に、扇風機等の設置がされていなかった。 7月の夜間作業でも、日中の熱気がこもるので、密封された室内は扇風機等の設置を行う。
作業的 - -
管理的 体調が悪いことを元請社員に言えなかった。 体調不良者が元請等に言える職場環境を創るとともに、作業中も声掛け運動の展開を図る。

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