緊急要請

厚生労働省からの職場における死亡災害撲滅に向けた緊急要請(平成29年9月22日)のポイント
~労働災害による死亡者数の急増を受け、建災防に安全衛生活動の総点検などを要請~

労働災害発生状況のポイント(平成29年1月~8月の速報値)※9月20日公表

◎全産業における死亡者数は557人と、前年同期に比べ9.6%(49人)増加。
◎業種別で見ると、製造業が2.8%(3人)、建設業が20.0%(31人)、陸上貨物運送事業が30.2%(16人)、林業が35.0%(7人)増加。
◎建設業では、「交通事故(道路)」が71.4%(10人)、建設機械などによる「はさまれ・巻き込まれ」が80.0%(8人)、屋根や足場などからの「墜落・転落」が6.6%(5人)増加。

緊急要請のポイント

(全産業)

労使・関係者が一体となって、以下の基本的な安全管理の取り組みをはじめとする労働災害防止活動の徹底を要請。

◎安全作業マニュアルの遵守状況を確認するなど、職場内の安全衛生活動の総点検を実施。
◎安全管理者、安全衛生推進者、安全推進者等を選任し、その職務を確実に遂行させるなど、事業場の安全管理体制を充実。
◎雇入れ時教育等を徹底するなど、効果的な安全衛生教育を実施。

(建設業)

さらに、死亡者数が増加している建設業では、

◎労働者の立ち入り制限や誘導員の配置など、車両系建設機械などとの接触防止対策の実施。
◎高所作業における作業床の設置、安全帯の着実な使用などの墜落・転落防止対策の実施。
◎「交通労働災害防止のためのガイドライン」に基づく対策の実施。

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