当協会は、令和6年9月1日をもちまして、創立60周年を迎えます。
当協会が設立された昭和39年当時、建設業における労働災害による死亡者数は2,405人と、非常に多くの尊い命が失われていましたが、これまでの60年間、会員各位のご理解とご協力、行政機関のご指導、関係団体のご協力をいただきながら、建設業の安全衛生水準の向上に向けて各種事業を積極的に推進してまいりました。
その結果、死亡災害は協会設立時と比べて約10分の1にまで大幅に減少してきました。
これもひとえに、会員各位をはじめとする関係者の熱心な日々の労働災害防止活動の賜物と心から感謝申し上げます。
少子高齢化や人口減少などに伴い、建設業界を取り巻く環境は非常に深刻ではありますが、インフラの整備や維持など暮らしや経済活動を支えるとともに、自然災害発生時には迅速に応急対応を行うなど、建設業は我々の生活になくてはならない大きな役割を担っています。
労働災害のない安全・安心な環境を整えることは、建設業のみならず社会全体に希望を与えることになると考えています。今後とも建設業が健全に発展するためにも、当協会の事業活動をさらに推進してまいる所存です。
今後とも変わらぬご支援、ご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。