当協会では、建設現場の特性に基づくメンタルヘルス対策を提案し、
その周知を図ってまいりました。この対策の議論を深める中で、事故や
災害に至らなかった人間の持つレジリエンス能力の向上による現場力の
強化が、労働災害防止に有効であることが分かりました。
その具体的対策として、これまでの安全衛生活動「SafetyⅠ」および
深化させた「SafetyⅠ(メンタルヘルス対策)」に「SafetyⅡ」という
新たな視点を取り入れた取組みである「新ヒヤリハット報告」の展開を
図ることといたしました。
本テキストでは「新ヒヤリハット報告」の考え方を示した上で、報告
様式、集計の方法等を解説しています。また添付しているCD-ROMにて
「新ヒヤリハット報告」の自動集計・分析を行うことができます。
奥付 3版 令和4年2月3日