建設業労働安全衛生マネジメントシステム(コスモス(COHSMS))の概要

建災防は、厚生労働省が平成11年に制定した「労働安全衛生マネジメントシステムに関する指針」(以下、「国の指針」という。)に建設業の固有の特性を加味して、建設企業がこのシステムに容易に取り組めるよう、平成11年11月に「建設業労働安全衛生マネジメントシステムガイドライン」(以下、「コスモスガイドライン」という。)を定め、その普及に努めてきたところです。

また、労働安全衛生法の一部改正に基づき、平成18年3月に公示された「危険性又は有害性等の調査等に関する指針」と相まって、システムに従って行う措置が適切に実施されるよう、「国の指針」が改正されたことを受け、「国の指針」と一体的なものである「コスモスガイドライン」についても、平成18年6月に必要な改正がされています。

さらに、建設業における働き方改革の実現に向けた動きの拡大、「建設工事従事者の安全及び健康の確保に関する基本的計画」に明記された建設現場におけるメンタルヘルス対策の推進及び化学物質等に対するリスクアセスメントの義務化等、近年の建設業の労働安全衛生を取り巻く環境の変化及び労働安全衛生マネジメントシステムの国際動向に対応した、コスモスガイドラインを平成30年4月1日に改訂し、安全・安心な快適な職場環境の形成を図る「NEW COHSMS」として公表しました。

コスモスの目的とシステム導入のメリット

コスモスの目的は、建設事業者と社員のみなさんが協力し、店社と作業所が一体となって、「計画(P)-実施(D)-評価(C)-改善(A)」のサイクルを回し、作業所における労働災害の潜在的な危険有害要因をなくし、健康の増進と快適職場づくりを実現し、建設企業の安全衛生水準の向上をめざすことにあります。

このシステムの導入により、次のようなメリットが期待できます。

  1. 経営理念の中に安全衛生が取り込まれることにより、安全衛生管理が事業を行う上で欠かせないことが明確となります。
  2. PDCAサイクルの運用により、安全衛生水準の継続的・段階的向上が図れます。
  3. リスクアセスメントの導入により、個々の建設現場の状況に応じた安全衛生対策がたてられます。
  4. 作業員等の参画により安全衛生活動の取り組みが活性化されます。
  5. 個人の能力に頼らず組織的な取り組みが可能となります。
導入のメリット解説図

コスモスの国際的な位置付け

2001年6月にILO(国際労働機関)が唯一の国際基準として、労働安全衛生マネジメントシステムのガイドライン(ILO-OSH-2001)を策定しました。この基準では、各国はその国の業種、規模等の特性に応じた業種、規模別の労働安全衛生マネジメントシステムに係るガイドラインを策定することができるとしています。

この関係を表したものが次図です。

国際的な位置付けが明確となっているコスモスガイドラインをベースに、建設企業において、システムの構築と、その実施・運用への取組みが期待されます。

COHSMSの国際的な位置づけ解説図

コスモスに関する講習会のお知らせ

建設業労働災害防止協会では、「コスモスガイドライン」に基づくコスモスの普及促進を図るための講習会を行っています。

「講習のご案内」建設業労働安全衛生マネジメントシステム(COHSMS)に関する教育

コスモスガイドラインは、厚生労働大臣が公表した「労働安全衛生マネジメントシステムに関する指針」に基づき、建設業の固有の特性を踏まえ、必要な安全衛生管理の仕組みを示したものであり、建設事業を行う事業者が、自らの意志において、自主的に取り組むものです。

※下記の目次は、ガイドラインの詳細項目へリンクしています。

  1. 5.システムを確立するために必要な基本的事項
    1. 5.1 店社において必要な基本的事項
    2. 5.1.1 安全衛生方針の表明
    3. 5.1.2 労働者の意見の反映
    4. 5.1.3 システム体制の整備
    5. 5.1.4 システム教育の実施
    6. 5.1.5 関係請負人の安全衛生管理能力等の評価
    7. 5.1.6 明文化
    8. 5.1.7 記録
    9. 5.1.8 危険性又は有害性等の調査及び実施事項の決定
    10. 5.1.9 心身の健康の保持増進及び快適な職場環境形成への取組
    11. 5.1.10 安全衛生目標の設定
    12. 5.1.11 安全衛生計画の作成
    13. 5.1.12 安全衛生計画の実施等
    14. 5.1.13 緊急事態への対応
    15. 5.1.14 日常的な点検、改善等
    16. 5.1.15 労働災害発生原因の調査等
    17. 5.1.16 システム監査
    18. 5.1.17 システムの見直し
    1. 5.2 作業所において必要な基本的事項
    2. 5.2.1 工事安全衛生方針の表明
    3. 5.2.2 建設工事従事者及び施工する工事に関係する店社の労働者の意見の反映
    4. 5.2.3 システム体制の周知
    5. 5.2.4 関係請負人の安全衛生管理能力等の評価
    6. 5.2.5 明文化
    7. 5.2.6 記録
    8. 5.2.7 危険性又は有害性等の調査及び実施事項の決定
    9. 5.2.8 心身の健康の保持増進及び快適な職場環境形成への取組
    10. 5.2.9 工事安全衛生目標の設定
    11. 5.2.10 工事安全衛生計画の作成
    12. 5.2.11 工事安全衛生計画の実施等
    13. 5.2.12 緊急事態への対応
    14. 5.2.13 日常的な点検、改善等
    15. 5.2.14 労働災害発生原因の調査等

コスモスガイドラインは、厚生労働大臣が公表した「労働安全衛生マネジメントシステムに関する指針」に基づき、建設業の固有の特性を踏まえ、必要な安全衛生管理の仕組みを示したものであり、建設事業を行う事業者が、自らの意志において、自主的に取り組むものです。

※下記の目次は、ガイドラインの詳細項目へリンクしています。

お問合せ先

コスモスセンター

建設業労働災害防止協会 建設業労働安全衛生マネジメントシステムトータルサービスセンター(通称:コスモスセンター)

〒108-0014 東京都港区芝5-35-2 安全衛生総合会館7階

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お電話でお問合せの方は
03-3453-1306
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