クラウド活用によるデータ共有システム【TerioCloud】

［ICT活用事例］クラウド活用によるデータ共有システム【TerioCloud】

概要・活用方法

（主な機能）
1.CADデータから高精度なPDFを簡単に作成。
2.タブレット端末で大判図面や大量のドキュメントを高速表示＆加筆修正。
3.タブレット端末で計測、通り芯表示、複数人で共有、統合、写真撮影。
4.写真の取り出しと写真帳作成機能。

（活用の場面）
1.見学会、QCDSEパトロール時に現場概要説明データを大型ディスプレイにて放映。
2.現場での各種パトロール(統責者、安全担当者、建築部と安品環部の合同)や各種打合せ(職員、職長）、時の指摘・講評を大型モニターに画面を映し出しながら説明をする事で可視化を促進。
3.写真や平面図に指摘を書き込み指示を出せる。また、メールもしくは紙出力を協力業者責任者、職長にすぐに渡すことが可能。(メール展開も可能）
4.施工検討会や配筋自主検査結果の記録にも使用可能。

特徴・効果

1.タブレットで管理できるため、大量の紙図面を持ち運ぶ手間が減らせる。
2.大量の紙図面から見たい図面を探す手間が減り作業効率が良くなり、作業者の労力が低減でき、時間外労働の削減と疲労に伴う不安全行動の減少が期待できる。
3.図面紛失のおそれがなく、データはセキュア通信とデータ暗号化で保護されている。
4.図面に作業者が気付いた危険個所をメモ書きや写真で残し、統合、共有し、注意を呼び掛けることにより未然の災害防止ができる。

活用上の注意点

大型ディスプレイの打合せ室、朝礼会場等への設置は必須。
サーバーメンテナンス中は一部機能が制限される。
iPadとiPhoneには対応しているが、アンドロイドには対応していない。
画面を見ながら歩くと転落や転倒、激突の危険があるため、周囲をしっかり確認し、立ち止まって操作する。

残留リスク(活用上の問題点)

①残留リスクの内容と対応策

[内容]図面を見ながら歩くと墜落や転落、転倒、激突などの危険がある。

[対応策]図面確認中は足元に気を付け、操作をしながら移動しないようにする。

対象とする主な対策(本質安全化)

• ［危険作業対策］車両系建設機械作業
• ［有害業務対策］粉じん／振動／騒音作業／その他有害業務
• ［職場環境改善・メンタルヘルス対策］生産性の向上／教育・訓練の充実

登録番号	2-3
活用分類	無人化・省力化／能力支援等
適用工事	【建築工事】 仮設工事／土工事／地業工事／躯体工事／仕上工事／電気設備工事／機械設備工事／外構工事／解体工事／管工事／鉄骨・鉄筋コンクリート造家屋建築工事
作業	情報共有作業
価格等	初期登録費15,000円、利用料72,000円/月･10ライセンス×4
活用実績(件数又は現場数)	全支店の中・大規模建築現場を中心に多数導入活用中。
特許・実用新案	特許：無 実用新案：無
当該技術所有企業	[販売] 他社
当該事例紹介ウェブサイト	http://teriocloud.jp/
掲載日	2019年4月15日
更新日	2021年9月30日

企業情報

株式会社熊谷組　建築事業本部　工事管理G

ご担当者名

黒松　真樹

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