レーザーバリアシステムを利用したエリア監視[LMSシリーズ] 

[ICT活用事例]レーザーバリアシステムを利用したエリア監視[LMSシリーズ] 

概要・活用方法

①何について何をする技術なのか?
 ・2Dレーザーを利用した接触防止警報システム。
②従来はどのような技術で対応していたのか?
 ・監視員の目視。
③公共工事のどこに適用できるのか?
 ・土木工事、橋梁工事、建築工事。
④その他
 ・2Dレーザーとは、レーザー光を照射し、物体に反射して帰ってくる時間を計算し、その物体の位置を測定するもので、プリズムを回転させることにより、レーザー光を平面上に照射できる為、面状に空間を計測できる測定器である。
 ・測定可能な面内にエリアを自由に設定でき、エリア内に物体が入ると受信機が感知し、警報を発生する。
 ・使用しているレーザー光は、レーザークラス1の「本質安全」であり、人間が直視しても人体には影響がない。

特徴・効果

①どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
 ・監視方法を監視員の目視から2Dレーザーによる監視に変えた。
②期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
 ・2Dレーザーによる監視に変えたことにより、機械による自動監視を行い監視員の削減となるため、経済性が向上する。
 ・2Dレーザーによる監視に変えたことにより、電線等の仮設養生材が不要になる事で、施工性の向上になる。

活用上の注意点

①設計時
 ・検知エリア範囲の確認。
 ・取付位置、高さの確認。
 ・警報の周知の方法の確認。(無線、有線等)
②施工時
 ・取付箇所の確認(単管、架台等の準備)。
 ・取付完了後、動作の確認を行う。
 ・毎日施工開始前に動作の確認を行う。
③維持管理等
 ・週1回程度、レーザー照射面の清掃が必要。

残留リスク(活用上の問題点)

①残留リスクの内容と対応策

危険を100%事前検出するとは難しいと思われる。
過信は禁物であり技術的な限界を正しく理解して利用することが重要。

②対応策についての今後の計画

装置のハード的な部分や危険判別のソフト的な部分は性能の向上のために研究の継続が必要と考えられる。

登録番号 3-13
適用工事
  • 【土木工事】
    地下埋設物・架空線等上空施設一般/土工工事/基礎工事/道路工事/橋梁工事(架設工事)/河川及び海岸工事/ダム工事/構築物の取りこわし工事/鉄道軌道建設工事/その他の土木工事
  • 【建築工事】
    建設機械/解体工事/その他の建築工事
  • 【設備工事】
    その他の設備工事
作業 ①機器設置前の確認
 ・設定するエリア、機器設置位置、高さ、電源の位置の確認。
②機器の設置
 ・機器設置用架台、取付金具の機器への取付。
 ・機器設置用架台への機器取付。
③機器の調整
 ・機器の取付方向、角度の調整。
 ・監視エリアのデータ設定。
価格等 4,000円/日 設置交通費別途
活用実績(件数又は現場数) NETISページより 国土交通省 2件 その他2件
特許・実用新案 特許:無
実用新案:有
当該技術所有企業 [技術の所有権]
他社:(東京通信機株式会社)

[販売]
他社:(東京通信機株式会社)
第三者評価・表彰等 国土交通省NETIS 2013.05.15 VE評価:平成29年9月14日 *実用新案 3142195
当該事例紹介ウェブサイト http://www.to-tsu.jp/
掲載日 2019年4月15日

【カテゴリ】

  • [土木工事]地下埋設物・架空線等上空施設一般/土工工事/基礎工事/道路工事/橋梁工事(架設工事)/河川及び海岸工事/ダム工事/構築物の取りこわし工事/鉄道軌道建設工事/その他の土木工事
  • [建築工事]建設機械/解体工事/その他の建築工事
  • [設備工事]その他の設備工事
  • [抑止可能なリスク(災害の種類)]激突/激突され/はさまれ、巻き込まれ/交通事故(その他)
  • [ICT関連]センサー

企業情報

前田建設工業株式会社 武雄温泉駅高架橋他工事

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