歩行者検知警戒システム「ブラクステール」

[ICT活用事例]歩行者検知警戒システム「ブラクステール」

概要・活用方法

①建設機械と作業者の接触事故防止のためにインテリジェント・カメラを機械後方に搭載し、運転席にモニターとスピーカーを取付け連動させる。 
②検知範囲に人が入った場合、運転席に搭載したスピーカーから警報音が発生する。
 また障害物のみを検知した場合は、モニターの色が変わり注意喚起をする。
③死角になる後方部が、広角カメラモニターで容易に確認できる。

特徴・効果

①起動がエンジンと連動しているので、起動忘れがない
②高感度カメラなので坑内などの低照度でも使用可能
③粉塵や雨でも正常に作動する高い環境性能
④検知範囲を変えられるので、極所的な範囲も可能
⑤全メーカーの全機種に対応
⑥ブラクステール MR180は歩行者や障害物を検知すると、0.2 秒~0.8 秒後に警報を発する
⑦歩行者検知についての位置の精度は、センサーヘッドからの距離によって異なり、 センサーヘッドに近い位置(センサーヘッドから 2mから 3m)では 20cm以下の誤差、それ以上に遠い位置においても最大 50cm以下の誤差で検知する

活用上の注意点

①坑内などの限られた空間で作業をする際、検知範囲に障害物が入り込んでしまうことが間々あるので、その都度反応してしまう。
②1台取り付けるのに重機メーカー1人・日掛かる。(車種により多少異なる)
③価格が比較的高い。
④システム起動にエンジンスタートしてから1分ほどかかる。が、建設機械と人の接触事故は機械の始動時に発生することが多いため、十分な注意を要する。
⑤「歩行者と認識することが難しい」姿勢および身長140cm未満の方については、検知できない可能性がある。
⑥しゃがみ込んだ人を「歩行者」として検出することができない。

残留リスク(活用上の問題点)

①残留リスクの内容と対応策

①死角から人や障害物が近づくと警報が鳴らない可能性がある
②自動停止などがない

②対応策についての今後の計画

①モニターに頼りすぎず、目視での確認を欠かさずに行う
②警報が鳴った場合の行動などマニュアルを作成し、周知させる

対象とする主な対策(本質安全化)

  • [危険作業対策]トンネル切羽作業/車両系建設機械作業
登録番号 4-1
活用分類 能力支援等
適用工事
  • 【土木工事】
    機械・装置・設備一般/運搬工/土工工事/道路工事/山岳トンネル工事/ダム工事
  • 【建築工事】
    建設機械/外構工事/解体工事
作業 重機作業全般
価格等 109万円/セット
活用実績(件数又は現場数) 坑内重機 計7台:計7セット
特許・実用新案 特許:無
実用新案:無
当該技術所有企業 [技術の所有権]
他社:(エウレカ株式会社)

[販売]
他社:(エウレカ株式会社)
当該事例紹介ウェブサイト http://www.eureka-sol.com/products/blaxtair-kenki
掲載日 2019年4月15日
更新日 2022年1月20日

【カテゴリ】

  • [活用分類]能力支援等
  • [土木工事]機械・装置・設備一般/運搬工/土工工事/道路工事/山岳トンネル工事/ダム工事
  • [建築工事]建設機械/外構工事/解体工事
  • [抑止可能なリスク(災害の種類)]激突/激突され/はさまれ、巻き込まれ
  • [危険作業対策]トンネル切羽作業/車両系建設機械作業
  • [ICT関連]AI

企業情報

飛島建設株式会社 東北支店 関電新坂上発電所作業所

ご担当者名
藤田 圭一
お電話でお問い合わせの方は
0577-65-2010

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