山岳トンネルにおけるロックボルト打設の機械化

[ICT活用事例]山岳トンネルにおけるロックボルト打設の機械化

概要・活用方法

1.モルタル注入作業
  3ブームドリルジャンボのセンターブームをモルタル注入専用とし、このブームのドリフター(削岩機)にモルタル注入管を設置。
  ドリフターの操作により穿孔部に注入管を挿入し、モルタル注入まで行なう。
2.ロックボルト挿入作業
  残りの2つの穿孔用ブームを用い、ガイドセルに設置した受け架台とドリフター後方に設置したホルダーからなるロックボルト挿入装置を設置。
  この挿入装置にロックボルトをセットし、ドリフターの操作によって穿孔部にロックボルトを挿入、最後に先端部の挿入パッドで押し込む。

特徴・効果

本システムを大狩部トンネル工事に導入した結果、施工性に問題がないことを確認するとともに、モルタル注入、ロックボルト打設作業が機械化施工となったことで、1サイクルあたりのロックボルト工の作業時間が102分から75分と約3/4に短縮した。
また、作業員も肉体的負担の大きい作業から解放されるとともに、肌落ちの危険性がある切羽近傍における人力作業を最小限とすることで、安全性が向上した。

対象とする主な対策(本質安全化)

  • [危険作業対策]トンネル切羽作業
登録番号 5-2
活用分類 無人化・省力化
適用工事
  • 【土木工事】
    山岳トンネル工事
  • 【建築工事】
    建設機械
作業 ロックボルト作業
価格等 社外販売の予定はありません。
活用実績(件数又は現場数) 1現場
特許・実用新案 特許:有
当該技術所有企業 [技術の所有権]
自社
共有:(鹿島、古川ロックドリル)

当該事例紹介ウェブサイト https://www.kajima.co.jp/news/press/201807/3c1-j.htm
掲載日 2019年4月15日

【カテゴリ】

  • [活用分類]無人化・省力化
  • [土木工事]山岳トンネル工事
  • [建築工事]建設機械
  • [抑止可能なリスク(災害の種類)]墜落、転落/はさまれ、巻き込まれ
  • [危険作業対策]トンネル切羽作業
  • [ICT関連]建設機械

企業情報

鹿島建設株式会社 土木管理本部 生産性推進部

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