①ひずみ分布を計測できる光ファイバーをグラウンドアンカーの全長にわたって組込み、地中内のグラウンドアンカーの張力分布を計測、見える化する技術である。
②グラウンドアンカーの緊張時に張力分布の計測を行うことで、所定の張力が導入されていることや定着体の健全性、摩擦による影響を確認する。
③グラウンドアンカーの施工後も光ファイバに計測機器を接続することで、張力分布を再計測でき、長期にわたる変動の有無、大きさやその要因の推定に活用できる。
④法面や斜面の補強工事、開削工事で使用されるグラウンドアンカーに本技術を適用して、工事中の品質確保,安全管理や完成後の維持管理に活用することができる。
①グラウンドアンカーの全長にわたる張力分布が計測でき、斜面や法面の崩壊に繋がるような変動の有無、大きさを検知できる。
また,地中内のグラウンドアンカーの張力分布の変化から、定着力の低下やすべり面の位置等、張力の変動原因を推定できる。
②光ファイバは高耐久性を有しており、長期にわたるモニタリングに適している。
③光ファイバはPCケーブルの製造時に組み込まれているため、現場でのセンサーの設置が不要である。
①現状、光ファイバ計測に対応できるグラウンドアンカーは、「スーパーフロテックアンカー」のみである。
②光ファイバによるひずみ計測に対応できる業者が限られることに留意する必要がある。
登録番号 | 5-7 |
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活用分類 | 機械センシング |
適用工事 |
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作業 | ①削孔、光ファイバ組込み式PCケーブルを緊張材に用いたグラウンドアンカーの挿入 ②緊張、計測準備 ③緊張、計測 ④定着後、随時に再計測 |
価格等 | 未定 |
活用実績(件数又は現場数) | 3現場 |
特許・実用新案 | 特許:有 実用新案:無 |
当該技術所有企業 | [技術の所有権] 共有:(鹿島,住友電工スチールワイヤー,ヒエン電工,エスイー) [販売] その他:(検討中) |
第三者評価・表彰等 | 平成28年度プレストレストコンクリート工学会賞 技術開発部門を受賞 |
当該事例紹介ウェブサイト | https://www.kajima.co.jp/news/press/201711/16c1-j.htm |
掲載日 | 2019年4月15日 |
【カテゴリ】
鹿島建設株式会社 技術研究所
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