無人動態観測システム

[ICT活用事例]無人動態観測システム

概要・活用方法

軟弱地盤上に盛土を載荷すると、基礎地盤を含めたすべり崩壊を発生させる恐れがある。
当システムでは自動視準型トータルステーションをプログラムで制御し、盛土天端の沈下量やのり尻の水平変位等を自動計測する。(図1)
動態観測を無人化できるので、測量コストを従来より約3割削減できる。
計測値がすべり崩壊の危険性が高い領域に達した場合は、施工者に警報メールを自動発信し、押さえ盛土等の初動対応を促す。

計測データを基に指針等に準拠した安定管理図に自動でプロットし、すべり崩壊に対する安定度を自動で評価する。
必要に応じて計測頻度を高めることも可能である。

特徴・効果

警報メールによってすべり崩壊を未然に防止できる。
低コストであるので、従来と同一のコストでより多くの視準点を設置できるので、より広範囲の災害を防止できる。

活用上の注意点

盛土天端やのり尻に配置する全ての視準点が視通できる位置にトータルステーションを設置する。

②対応策についての今後の計画

ユーザーの意見を反映させて更なる改善・改良を行ってゆく。

対象とする主な対策(本質安全化)

  • [危険作業対策]軟弱地盤工事
登録番号 24-9
活用分類 無人化・省力化
適用工事
  • 【土木工事】
    道路工事/河川及び海岸工事/鉄道軌道建設工事/土地整理土木工事
作業 沈下計測
水平変移計測
価格等 現場毎に応相談
活用実績(件数又は現場数) 3現場程度で実施中
特許・実用新案 特許:無
実用新案:無
当該技術所有企業 [技術の所有権]
共有:(株式会社岩崎)

[販売]
他社:(株式会社岩崎)
当該事例紹介ウェブサイト http://www.obayashi.co.jp/
掲載日 2019年4月15日

【カテゴリ】

  • [活用分類]無人化・省力化
  • [土木工事]道路工事/河川及び海岸工事/鉄道軌道建設工事/土地整理土木工事
  • [抑止可能なリスク(災害の種類)]崩壊/倒壊
  • [危険作業対策]軟弱地盤工事

企業情報

株式会社大林組 安全品質管理本部 安全管理室

お電話でお問い合わせの方は
03-5769-1074

<当サイトの利用に関連する保証及び責任について>

当協会は、当サイトに最新の正確な情報を掲載するよう努力しますが、この情報の正確性、安全性、適切性について責任を負わず、保証するものではありません。

当サイト及び当サイトからリンクされているサイトへのアクセス及び利用する方は、自己の責任及び善良なる管理者の注意義務に基づき利用することに同意したとみなします。

当協会は、当サイト及び当サイトからリンクされているサイトの利用、アクセス又はアクセス不能の結果生じる損害及び当サイトの情報の誤謬を信頼した結果生じる損害について責任を負いません。

当サイトを活用して行う建設工事については、いうまでもなく、各事業者において、法令遵守、安全第一をもって工事の施工を行ってください。

ホピーくんTOP