水中での潜水士の位置とクレーンの先端位置をリアルタイムで計測し、潜水士位置とクレーン吊荷の位置関係から警報を動作させるシステムです。
潜水士に水中発信器を装着し、クレーン台船に設置した4つの受信機で受信することで潜水士の水中位置を計測します。
GNSSによる作業船及びクレーン吊荷との位置関係をモニターに表示し、吊荷を中心とした危険範囲に潜水士が近づくと、クレーン操作室に設置したモニター画面とパトライトで警報を発します。
水中の潜水士の位置を把握することにより、クレーンオペレータは潜水士の安全を確認しながらクレーンを操作します。
また作業責任者は吊荷と潜水士の位置関係を確認して潜水士への指示が出せます。
さらに、あらかじめ設定した危険範囲に潜水士が侵入すると自動で警報するので、確実な注意喚起と安全作業が行えるものです。
水深や水質によって計測可能距離が異なるため、実施にあたっては事前の検討が必要です。
クレーン台船に設置した受信機が高波浪で動揺するときには計測が安定しないため、受信機に錘を追加するなど水中にぶら下げた受信機の動揺を小さくする対策が必要です。
登録番号 | 8-2 |
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活用分類 | 人・行動センシング |
適用工事 |
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作業 | 潜水作業 |
活用実績(件数又は現場数) | 33件 |
特許・実用新案 | 特許:無 実用新案:無 |
当該技術所有企業 | [技術の所有権] 自社 [販売] その他:(販売及びリースはしていない) |
第三者評価・表彰等 | 土木学会第67回年次学術講演会発表(Ⅵ-279 潜水士位置管理システムの開発) |
掲載日 | 2019年4月15日 |
【カテゴリ】
東洋建設株式会社 土木事業本部 土木技術部
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