ケーソン自動制御据付システム[函ナビ-Auto]

[ICT活用事例]ケーソン自動制御据付システム[函ナビ-Auto]

概要・活用方法

以下の3つのシステムからなるケーソン据付作業の自動化技術である。
①ケーソンリアルタイム計測システム
 自動追尾トータルステーション、2軸傾斜計、全マスの水位計により、ケーソンの三次元位置と姿勢及び注水状況をリアルタイムに計測して一元管理するシステム。
②注水自動化システム
 ケーソンリアルタイム計測システムの計測データをもとに、ケーソン据付時の注水操作を自動で行いケーソンの水平を保持するシステム。
③ウインチ操作自動化システム
 ケーソンを移動させるウインチのワイヤー張力を自動で調整し、所定の位置に誘導するシステム。

特徴・効果

当該システムによる据付作業では、ケーソン上の無人化を実現し、動揺する浮函上での墜落転落や破断ワイヤーの接触事故を防止できるうえ、注水操作とウインチ操作の自動化により、作業員を大幅に削減できるため、ケーソン据付作業の安全性が格段に向上するものである。

活用上の注意点

自動化システムは、ケーソンの位置・姿勢と注水計測データを活用するため、計測システムが故障すると自動化システムが稼働できなくなるため、計測システムが停止しないように冗長性をもたせるなどの対策が必要です。

残留リスク(活用上の問題点)

①残留リスクの内容と対応策

急な波浪によりケーソンが動揺して接触・損傷する危険は従来方法と同等である。浮体動揺を抑制する技術開発が望まれる。

②対応策についての今後の計画

浮体動揺低減技術の研究開発

対象とする主な対策(本質安全化)

  • [危険作業対策]その他危険作業(据付ケーソン上の人力作業)
  • [職場環境改善・メンタルヘルス対策]生産性の向上/不安全行動の抑止
登録番号 8-4
活用分類 無人化・省力化/機械センシング
適用工事
  • 【土木工事】
    河川及び海岸工事/その他の土木工事
作業 ケーソン据付作業
活用実績(件数又は現場数) 1件
特許・実用新案 特許:無
実用新案:無
当該技術所有企業 [技術の所有権]
自社

[販売]
その他:(販売及びリースはしていない)
第三者評価・表彰等 特許出願中
当該事例紹介ウェブサイト http://www.toyo-const.co.jp/technology/9610.html
掲載日 2019年4月15日

【カテゴリ】

  • [活用分類]無人化・省力化/機械センシング
  • [土木工事]河川及び海岸工事/その他の土木工事
  • [抑止可能なリスク(災害の種類)]墜落、転落/転倒/激突/はさまれ、巻き込まれ/おぼれ
  • [危険作業対策]その他危険作業(据付ケーソン上の人力作業)
  • [職場環境改善・メンタルヘルス対策]生産性の向上/不安全行動の抑止
  • [ICT関連]AI

企業情報

東洋建設株式会社 土木事業本部 土木技術部

お電話でお問い合わせの方は
03-6361-5464

<当サイトの利用に関連する保証及び責任について>

当協会は、当サイトに最新の正確な情報を掲載するよう努力しますが、この情報の正確性、安全性、適切性について責任を負わず、保証するものではありません。

当サイト及び当サイトからリンクされているサイトへのアクセス及び利用する方は、自己の責任及び善良なる管理者の注意義務に基づき利用することに同意したとみなします。

当協会は、当サイト及び当サイトからリンクされているサイトの利用、アクセス又はアクセス不能の結果生じる損害及び当サイトの情報の誤謬を信頼した結果生じる損害について責任を負いません。

当サイトを活用して行う建設工事については、いうまでもなく、各事業者において、法令遵守、安全第一をもって工事の施工を行ってください。

ホピーくんTOP