ポータブルサイフォン

[ICT活用事例]ポータブルサイフォン

概要・活用方法

豪雨や地震による崩落土砂が河川を閉塞して形成された天然ダムから緊急排水する技術である。
人力のみで迅速かつ容易に設置することが可能である。
サイフォンの原理によって排水するので燃料が不要であり、連続排水が可能である。
運用時は装置の自動運転及び排水状況の遠隔監視が可能である。

災害直後、周辺道路が寸断されて、重機や排水ポンプ車を天然ダムに搬入できないような緊急対応時に、人力で設置して使用する。

特徴・効果

天然ダム上流の浸水被害を回避できる。
天然ダム決壊に伴う下流域への土石流発生を回避できる。
重機に起因する災害リスクがない。
運用期間中の労働災害リスクがない。

活用上の注意点

吸い上げ揚程は最大7mである。

残留リスク(活用上の問題点)

①残留リスクの内容と対応策

装置の調達に時間を要した場合、緊急対応に遅れが生じ、浸水リスク、土石流発生リスクが高まる。

②対応策についての今後の計画

河川管理者へ働きかけて、全国各地の防災拠点に装置を配備していただき、緊急排水開始までの時間を短縮する。

対象とする主な対策(本質安全化)

  • [危険作業対策]災害復旧工事
登録番号 24-1
活用分類 無人化・省力化
適用工事
  • 【土木工事】
    砂防工事
作業 天然ダムの緊急排水作業
価格等 現場毎に応相談
活用実績(件数又は現場数) 2件
特許・実用新案 特許:有
実用新案:無
当該技術所有企業 [技術の所有権]
共有:(株式会社ダムドレ)

[販売]
自社
当該事例紹介ウェブサイト http://www.obayashi.co.jp/
掲載日 2019年4月15日

【カテゴリ】

  • [活用分類]無人化・省力化
  • [土木工事]砂防工事
  • [抑止可能なリスク(災害の種類)]墜落、転落/転倒/崩壊/倒壊/はさまれ、巻き込まれ
  • [危険作業対策]災害復旧工事

企業情報

株式会社大林組 安全品質管理本部 安全管理室

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