従来の締固めた土の密度や含水比等を点的に測定する品質規定方式を、事前の試験施工において規定の締固め度を達成する施工仕様(まき出し厚、締固め回数)を確定し、実施工ではその施工仕様に基づき、まき出し厚の適切な管理、締固め回数の面的管理を行っていく工法規定方式にする。
TS・GNSSを用いた盛土の締固め管理システムによる品質管理は、盛土の現場密度を直接測定するものではなく、事前に試験施工を行い、適切なまき出し厚と締固め回数を決定し、本施工において層厚管理と回数管理が確実に履行されたことを管理する方法で、施工と同時にオペレータが車載パソコンのモニタで締固め回数分布図を確認することにより、盛土全面の締固め回数を管理することができる。
国交省の品質管理基準では、道路盛土における現場密度の測定を①砂置換法、②RI計器を用いた盛土の締固め管理、③TS・GNSSを用いた盛土の締固め管理によるものとしている。これらのうち、①、②は複数の大型重機が稼働する盛立て場所で測定者が相当の頻度で人力作業により直接、測定を行う必要がある。重機と人との混在作業となり、測定者が重機との接触の危険に晒されることがある。一方、③は重機に搭載された転圧管理システムが品質管理データを収集することから人力作業を省け、作業員を重機との接触の危険から解放することができる。
「TS・GNSSを用いた盛土の締固め管理要領」に準じて施工管理を行う必要がある。
登録番号 | 23-4 |
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活用分類 | 無人化・省力化 |
適用工事 |
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作業 | TS・GNSSを用いた盛土の締固め管理 |
価格等 | 25万円/月(リース費用) |
第三者評価・表彰等 | NETIS登録番号: OK-170005-A 『クラウド型転圧管理システム(SmartRoller)』 |
当該事例紹介ウェブサイト | http://www.akasakatec.com/products/smartroller |
掲載日 | 2019年4月15日 |
【カテゴリ】
日本国土開発株式会社 土木事業本部技術部生産技術G
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