【背景】
コンクリート構造物におけるかぶり厚さは、コンクリートの耐久性に多大な影響を及ぼすため、適切なかぶり厚さを確保することが構造物を長期的に活用する上で重要となります。
従来のトンネル構造物におけるかぶり厚さ計測は、セントル設置後に検査窓などから検測ロッドを用いて人力で計測しており、高所での計測作業が生じるため多大な労力と時間を要していました。
【3Dレーザースキャナ計測の概要】
(1)セントル設置前に高精度の3Dレーザースキャナを用いてトンネル内部を計測
(2)鉄筋の設計位置と実測位置との離れ距離を算出し、トンネル覆工の計画線との距離をかぶり厚さとして算出
(3)かぶり厚さの設計値との差の割合をヒートマップカラーにより、三次元データで「見える化」
(1)生産性向上
従来の計測に比べ広い区間を一人で計測できるため、計測作業の労力と時間を削減できます。
(2)安全性向上
地上から容易に計測できるため。高所での計測作業が不要となり安全性も向上します。
(3)品質向上
かぶり厚さを面的に評価し、かぶり厚さの不足箇所を視覚的に把握することができるため、さらなる品質向に寄与します。
(1)高精度な3Dレーザースキャナで高密度な点群データを取得する必要があります。
(2)点群処理ソフトが(株)岩崎のもに限定されます。
切羽作業の最適化判定システム
登録番号 | 11-6 |
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活用分類 | 無人化・省力化 |
適用工事 |
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作業 | トンネル覆工における鉄筋のかぶり厚さ計測 |
活用実績(件数又は現場数) | 1件 |
特許・実用新案 | 特許:無 実用新案:無 |
当該技術所有企業 | [技術の所有権] 他社:(株式会社岩崎) [販売] 他社:(株式会社岩崎) |
当該事例紹介ウェブサイト | http://www.toda.co.jp/news/2017/20171211.html |
掲載日 | 2019年4月15日 |
【カテゴリ】
戸田建設株式会社 技術開発センター
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