暑熱環境下における作業現場リスク管理サポートシステム[Smartfit for work]

[ICT活用事例]暑熱環境下における作業現場リスク管理サポートシステム[Smartfit for work]

概要・活用方法

近年、平均気温の上昇などにより熱中症の被害が増加傾向にある中、屋外や高温・多湿な環境では、暑熱環境下における作業リスク対策へのニーズが高まっている。
クラボウは昨年夏に実際の作業現場で実施した「Smartfit」(スマート衣料)着用モニター調査(建設業を含む約13社の延べ約7,000人で実施)で取得した作業者の生体情報を解析し、作業者ごとの暑熱作業リスクをリアルタイムに推定できる独自のアルゴリズムを使ったシステム「Smartfit for work」を開発した。
「Smartfit」から取得した作業者の生体情報(心拍・温度・加速度)をスマートフォン経由でクラウドサーバーに送信し、作業地域の気象情報を融合した解析アルゴリズムにより暑熱作業リスクをリアルタイムに推定し通知する。
また、作業者の日々の体調変化を推定し通知し、自動学習(AI)機能により過去の個人のデータを踏まえた体調の変化が把握できるため、暑熱作業リスク情報との併用でより精度の高い作業管理などに役立てられる。

特徴・効果

独自のクラウドアプリケーションの開発により、管理者は遠隔からでもパソコン等で「Smartfit」を着用した全作業者の作業リスク情報をリアルタイムに把握し、一括管理することが可能。
常時更新されるリスク情報により、画面上にはリスクの高い作業者順に表示され、そのリスクレベルに応じて警告が表示される。
高リスク発生時にはアラート通知も可能であるため迅速な対応に役立てることができ、作業者もスマートフォンで自分のリスク情報や体調変化、消費カロリーなどを確認することができる。

活用上の注意点

・センサ取付方向
・センサデータを通信するためにスマートフォンを携帯
・Smartfitシャツの電極部分がみぞおちの高さになるよう着用する

残留リスク(活用上の問題点)

①残留リスクの内容と対応策

転倒転落などのリスク

②対応策についての今後の計画

誤動作や通知方法などの検討が必要。
実験レベルと実際の現場使用で精度を高活用につなげる、また位置情報と連携した管理レベルの向上

対象とする主な対策(本質安全化)

  • [有害業務対策]熱中症
  • [職場環境改善・メンタルヘルス対策]心身の健康確保
登録番号 13-3
活用分類 人・行動センシング
適用工事
  • 【その他】
    分類不能
作業 暑熱環境下における作業現場のリスク管理をIoTで支援
価格等 初期設定費:1ユーザー30,000円
月額費用:1ユーザー6,000円
シャツ:1枚4,000円
活用実績(件数又は現場数) 現場1箇所(当社)、他社多数
特許・実用新案 特許:無
実用新案:無
当該技術所有企業 [技術の所有権]
その他:(クラボウ、大阪大学、信州大学、日本気象協会、KDDI、セック、ユニオンツール共同開発)

[販売]
他社:(クラボウ)
当該事例紹介ウェブサイト http://www.smartfit.jp/
掲載日 2019年4月15日

【カテゴリ】

  • [活用分類]人・行動センシング
  • [その他]分類不能
  • [抑止可能なリスク(災害の種類)]その他
  • [有害業務対策]熱中症
  • [職場環境改善・メンタルヘルス対策]心身の健康確保
  • [ICT関連]AI/ソフトウェア・アプリケーション/センサー

企業情報

株式会社大本組 東京本社 土木部

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