GNSS活用海中障害物撤去システム

[ICT活用事例]GNSS活用海中障害物撤去システム

概要・活用方法

本システムは、GNSS による撤去ガイダンスを起重機船(以降、「ICT〈情報通信技術〉起重機船)」に搭載し、事前測量により得た位置情報をもとに所定位置へ ICT 起重機船を誘導して海中障害物(消波ブロック)を撤去するものである。

特徴・効果

従来、海中障害物の撤去時には潜水士がその位置を確認し事前の竹入れを行っていたが、RTK-GNSSを用い精密な校正を行う事で、±100㎜程度の寸法精度で船舶、バケットの誘導が可能であるため、オペレータの業務軽減と潜水士の立入が軽減できる。

活用上の注意点

事前測量として、海中障害物の位置データの(XYZ座標)の測量をする必要がある。

残留リスク(活用上の問題点)

①残留リスクの内容と対応策

・海象条件によっては、海中障害物が移動している場合もあるため、その場合は事前に潜水士による確認が必要な場合もある。
・撤去する海中障害物の埋没状況によっては、ジェット併用による撤去を行う必要がある。

②対応策についての今後の計画

・水中視認可能な超音波カメラ等を組み合わせる事で、より潜水作業の軽減ができる。

自社で開発/改良したい技術

水中視認可能な超音波カメラ等を組み合わせる

対象とする主な対策(本質安全化)

  • [危険作業対策]災害復旧工事/その他危険作業(潜水作業)
  • [有害業務対策]その他有害業務(潜水病)
  • [職場環境改善・メンタルヘルス対策]生産性の向上
登録番号 13-8
活用分類 無人化・省力化
適用工事
  • 【土木工事】
    河川及び海岸工事/その他の土木工事
作業 海中障害物撤去(浚渫等の事前に施工)
価格等 システム導入費と1か月の運用費¥2,790,000.-(システム開発費含む)
活用実績(件数又は現場数) 1現場
特許・実用新案 特許:無
実用新案:無
当該技術所有企業 [技術の所有権]
自社

[販売]
自社
第三者評価・表彰等 NETIS登録 KTK-180003-A
掲載日 2019年4月15日

【カテゴリ】

  • [活用分類]無人化・省力化
  • [土木工事]河川及び海岸工事/その他の土木工事
  • [抑止可能なリスク(災害の種類)]はさまれ、巻き込まれ/おぼれ
  • [危険作業対策]災害復旧工事/その他危険作業(潜水作業)
  • [有害業務対策]その他有害業務(潜水病)
  • [職場環境改善・メンタルヘルス対策]生産性の向上
  • [ICT関連]センサー/船舶

企業情報

株式会社大本組 本社 土木部

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03-6752-7030

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