配筋作業支援ロボット[配筋アシストロボ]

[ICT活用事例]配筋作業支援ロボット[配筋アシストロボ]

概要・活用方法

①アームタイプの重量物鉄筋配筋アシストロボットである。
②本ロボットは、人の肩、上腕、肘、下腕、手に相当する5つのパーツと制御盤から構成されており、人の腕のような形状をしている。
③サーボモーターを採用しアームをアシスト制御可能としており、手にあたる先端部の操作グリップを動かしたい方向に軽く押すだけで、操作者の思うがままに重量負担なく重量物を移動できるアシストロボットである。
④パワーアシストアームによる重量物の荷揚げ・移動作業等の補助にも適用可能である。
⑤本体は4分割可能で、人力で移動・設置することが可能である。

特徴・効果

①重量物の運搬等を起因とする腰痛の予防:重量はアシストロボ本体が負担するので、腰などへの作用負担はほとんどない。
②事故リスクの減少:クレーン合番作業のように他者の操作ではなく、自らの操作により重量物の移動操作を行うため、危険を感じた場合にはすぐ反応(操作)することが可能である。
 したがって、危険回避のレスポンスが上がり、事故リスクが減る。
③苦渋作業からの解放:重量(荷重)はアシストロボ本体が負担するので、重量物取り扱い作業(苦渋作業)から解放される。

活用上の注意点

①アシストロボを設置する場合は、反力が取れるところに設置する必要がある。

残留リスク(活用上の問題点)

①残留リスクの内容と対応策

反力の耐久性

②対応策についての今後の計画

現状は開削現場鉄筋組立作業時に中間杭(H鋼)に設置し、反力をとっている。
その他の重量物作業にも展開できるようにH鋼以外の様々な反力の取り方を考案し、様々な作業で展開していく。

対象とする主な対策(本質安全化)

  • [職場環境改善・メンタルヘルス対策]生産性の向上/苦渋反復作業の解消
登録番号 19-5
活用分類 無人化・省力化
適用工事
  • 【土木工事】
    基礎工事/コンクリート工事/その他の土木工事
  • 【建築工事】
    躯体工事
作業 鉄筋配筋作業
価格等 本体:3000万(2017年当時鋼材価格変動等があり、要問い合わせ)
活用実績(件数又は現場数) 3件
特許・実用新案 特許:有
実用新案:無
当該技術所有企業 [技術の所有権]
共有:(株式会社ATOUN、エスシー・マシーナリ株式会社)

[販売]
他社:(株式会社ATOUN)
掲載日 2019年6月10日

【カテゴリ】

  • [活用分類]無人化・省力化
  • [土木工事]基礎工事/コンクリート工事/その他の土木工事
  • [建築工事]躯体工事
  • [抑止可能なリスク(災害の種類)]転倒/倒壊/激突され/はさまれ、巻き込まれ
  • [職場環境改善・メンタルヘルス対策]生産性の向上/苦渋反復作業の解消

企業情報

清水建設株式会社 土木技術本部 開発機械部

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