歩行者検知警戒システム[ブラクステールMR90]

[ICT活用事例]歩行者検知警戒システム[ブラクステールMR90]

概要・活用方法

「歩行者検知警戒システムブラクステールMR90」を建機に設置し、現場内で歩行者・作業者の接近を検知。運転席内のモニターにアラート(警告)が表示・警告灯が作動し、危険を運転者へお知らせするとともに作動を制御することで、作業員と重機・産業車両との接触事故防止する。

設定した歩行者感知エリアの定義に従い、油圧ポンプへの制動をかける。
大型重機の場合は、慣性力も大きいため、遠方エリアの場合はStep1:アイドリング状態に油圧を下げる。近傍エリアでは、Step2:油圧遮断をおこなう。システムを油圧制動に繋ぎ込む。

特徴・効果

建機との接触災害を防止する。
(大型の場合は、重篤死亡災害への直結を防止する)

制動が掛かることを運転者、歩行作業者が相互に認識すると、重機周辺に接近する行動を意識する傾向がみられた。

活用上の注意点

歩行者を認識するシステムが誤作動する場合がある。複雑な現場環境においてあらゆることが、完全であることはないので、別装置と複合的に設定する必要がある。

あくまでも、支援的保護システムである。

残留リスク(活用上の問題点)

①残留リスクの内容と対応策

システム誤作動
歩行者の陰影認識に差がある。
逆光や照明の濃淡などの周辺環境にも依存する

②対応策についての今後の計画

複合的なセンシング技術との融合システム
警報制動発報時の履歴管理とフィードバックシステムについての高度化
作動状況の見える化(CIM管理)

対象とする主な対策(本質安全化)

  • [危険作業対策]トンネル切羽作業/車両系建設機械作業
  • [職場環境改善・メンタルヘルス対策]不安全行動の抑止
登録番号 19-4
活用分類 機械センシング
適用工事
  • 【土木工事】
    山岳トンネル工事/その他の土木工事
作業 バックホウによる作業
価格等 480万
活用実績(件数又は現場数) 3件
特許・実用新案 特許:無
当該技術所有企業 [技術の所有権]
共有:(日本キャタピラー)

[販売]
他社:(日本キャタピラー)
掲載日 2019年6月10日

【カテゴリ】

  • [活用分類]機械センシング
  • [土木工事]山岳トンネル工事/その他の土木工事
  • [抑止可能なリスク(災害の種類)]激突され/はさまれ、巻き込まれ/その他(轢過)
  • [危険作業対策]トンネル切羽作業/車両系建設機械作業
  • [職場環境改善・メンタルヘルス対策]不安全行動の抑止

企業情報

清水建設株式会社 土木技術本部 開発機械部

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