鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)造及び鉄筋コンクリート(RC)造の解体向けに開発した工法で、建物の部位を適度な大きさのブロックに切断解体していくことが大きな特徴。
核となる解体装置は柱・梁を切断するアタッチメントの「クールカット」で、油圧ショベルのアーム先端で稼働する。
切断作業においては、まず専用の部材サポート治具で切断部位を保持。
次にオペレーターが油圧ショベルを操作して「クールカット」のワイヤーソーを切断部位に押し付け、その後、操縦室内のタッチパネル操作により、切断。
最後に切断部位をクレーンで吊り、切断部位を撤去する。騒音、振動、粉じんなどによる周辺環境への負荷を最小限にとどめる。(図1)
・騒音・粉じん・振動の発生を大幅に削減する。
・SRC解体における工期の短縮や部材の外部倒壊やガラなど周辺飛散による障害を防止する。
・階高や対象部材の大きさなどから設定される「クールカット」の適用範囲を考慮した確実な切断計画や作業手順を構築する。
・油圧ショベル操作に不慣れな際、躯体に当てるなどにより、クールカットや重機に損傷を与える。
部材揚重時の落下
玉掛け方法の改善・冶具の開発
登録番号 | 19-1 |
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活用分類 | 無人化・省力化/能力支援等 |
適用工事 |
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作業 | コンクリート構造物撤去 |
価格等 | 未定 |
活用実績(件数又は現場数) | 6件 |
特許・実用新案 | 特許:有 実用新案:無 |
当該技術所有企業 | [技術の所有権] その他:(工法全体は 清水建設株式会社、装置「クールカット」のみ 株式会社コンセックと特許権を共願) [販売] その他:(検討中) |
当該事例紹介ウェブサイト | https://www.shimz.co.jp/solution/tech138/index.html |
掲載日 | 2019年6月10日 |
【カテゴリ】
清水建設株式会社 生産技術本部
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