可視光通信三次元位置計測システム

[ICT活用事例]可視光通信三次元位置計測システム

概要・活用方法

計測対象物に設置した点滅するLED標点をデジタルカメラで連続撮影し、画像処理によって標点の3次元座標とID情報を同時に自動取得する測位システムである。
計測対象物に設置した各LED光源は、ON、OFFの点滅パターンによって、個々のID情報等のデータを送信する。
各LED光源と座標が既知の基準点光源群の全体を2ヵ所からデジタルカメラで連続撮影し、画像データをパソコンで解析して、各光源の3次元座標とIDを同時に算出する。
橋梁建設時の形状管理計測の自動化、地すべりやトンネルなどの地盤変状の動態観測、GPSが受信できないトンネルや構造物内での位置計測に活用出来る。

特徴・効果

①3次元座標算出が完全に自動化され、大幅な省力化が達成できる。
②市販のデジタルカメラやパソコンで構成されるシステムによって、経済性に優れる。
③測量の度に人が測点に行く必要がなく、安全性の向上と省力化が図れる。また夜間の自動計測も可能である。

活用上の注意点

撮影機材は防塵防水で無い為、屋外設置の場合は別途ハウジング等が必要である。
また、LED光源は防塵防水だが常時水に濡れることの無いよう設置する必要がある。
高温時のかげろう、雨、霧によりLED光源の識別精度が悪くなり、計測不能又は誤差が大きくなる場合がある。

自社で開発/改良したい技術

Deep learningで画像認識

対象とする主な対策(本質安全化)

  • [危険作業対策]斜面掘削工事/橋梁点検作業
登録番号 14-7
活用分類 無人化・省力化
適用工事
  • 【土木工事】
    橋梁工事(架設工事)
作業 ①変位計測
②動態観測
③位置計測
価格等 外販無し
活用実績(件数又は現場数) 6件
特許・実用新案 特許:有
実用新案:無
当該技術所有企業 [技術の所有権]
共有:(慶應義塾大学)

[販売]
その他:(外販無し)
当該事例紹介ウェブサイト https://www.smcon.co.jp/service/3d-position-measurement/
掲載日 2019年4月15日

【カテゴリ】

  • [活用分類]無人化・省力化
  • [土木工事]橋梁工事(架設工事)
  • [抑止可能なリスク(災害の種類)]墜落、転落/転倒
  • [危険作業対策]斜面掘削工事/橋梁点検作業
  • [ICT関連]タブレット・スマートフォン/ソフトウェア・アプリケーション/計測・測位・変位/カメラ

企業情報

三井住友建設株式会社 技術本部 建設情報技術部

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