自立型地盤観測網は、計測機器を効果的に配置することで斜面全体の巨視的な地盤挙動を把握し得る観測網を構築し、地すべりの予兆現象や規模等を捉えることを目的とした斜面監視体制である。
地盤防災モニタリングシステムは、自立型地盤観測網の観測結果をリアルタイムに受信し、分析・可視化を行うことで観測エリア内の面的な地盤挙動を視覚情報として把握することが可能とする。
①土工事を行う周辺地山に自立型地盤観測網を構築することで土工事に伴う地盤挙動を早期に把握し、地盤災害の早期対策および作業員や第三者への注意喚起へ活用する。
②降雨や地震等による地盤災害の恐れがある斜面・のり面に自立型地盤観測網を構築し、地すべり等の地盤災害の予兆を早期に把握することで被害の除去や軽減を目的とした地すべり対策工事に活用する。
①太陽光パネルおよび鉛蓄電池を搭載しており、商用電源の確保が難しい環境下でも長期的な運用が可能となる。
②域内無線通信網や携帯パケット通信網を介した計測データの収集が可能であり、通信線の敷設といった危険作業が不要となる。
③観測結果をリアルタイムに受信し、分析・可視化することでリアルタイムな地盤挙動を把握することが可能となる。
①十分な日照が得られない箇所では、十分な電力を確保することが難しい。
②地盤傾斜計の観測値は定量的な管理基準がないため、数値による監視には不向きである。
登録番号 | 14-10 |
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活用分類 | 無人化・省力化 |
適用工事 |
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作業 | ①土工事等における周辺地山の地盤挙動の監視 ②降雨や地震等による地盤災害の恐れがある斜面・のり面の監視 |
活用実績(件数又は現場数) | 4件 |
特許・実用新案 | 特許:無 実用新案:無 |
当該技術所有企業 | [技術の所有権] 自社 [販売] その他:(外販なし) |
掲載日 | 2019年4月15日 |
【カテゴリ】
三井住友建設株式会社 技術本部 建設情報技術部
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