コンクリート床仕上げロボット[T-iROBO® Slab Finisher]

[ICT活用事例]コンクリート床仕上げロボット[T-iROBO® Slab Finisher]

概要・活用方法

①ロボットによりコンクリート床仕上げ工事を行なう。
②ロボットの重量は約95kgとし、作業員2 人で持ち運びが可能である。また、ロボットの外寸は建設現場へのバン型普通自動車で運搬可能な寸法としている。
③ロボット作業による機械騒音を低減するために動力は電動式のモータを採用し、夜間の低騒音作業が可能である。

特徴・効果

①ロボットの操作を無線式ラジコン操縦とし、作業員の負担を軽減する。
②ロボット1 台を使用して施工することにより、人による作業量の3 倍程度の施工が可能である。
③柱や壁などの障害物の状況に応じて、事前に施工範囲や施工ルートを指定する半自律制御操作システムを導入することにより、以降の繰り返し作業をロボットが自動で行うことが可能である。
④夜間(深夜)までのコンクリート仕上げ作業の軽減。
⑤長時間のかがんだ姿勢による腰痛の防止。

活用上の注意点

①段差や傾斜の無い平坦な床面に適する。
②ロボットの操縦者は、事前に半日程度の講習を受けるものとする。

残留リスク(活用上の問題点)

①残留リスクの内容と対応策

(ロボットの誤作動については、緊急時に停止するスイッチをロボット本体及びコントローラーに設置している)
1.運搬中の転倒の危険性
 ・運搬時は足下の段差等に十分に気を配る。
 ・夜間などの暗い作業場は足下を適切な照度にする。

2.ロボット運搬による腰痛の危険性
 ・持ち運びは必ず身長の近い2名以上で行い、声掛けなど合図をしっかりと行う。
 ・運搬時の態勢はロボットにできるだけ体を近づける。
 ・ロボットを持ち上げるときは腰を下ろして膝を曲げ、膝を伸ばすことによって立ち上がる。

3.運搬時に足の上に落下する危険性
 ・運搬する作業者は必ず安全靴を着用する。

4.ロボットとの接触の危険性
 ・ロボット稼働中は他の作業者が立ち入らないようにする。

対象とする主な対策(本質安全化)

  • [職場環境改善・メンタルヘルス対策]生産性の向上/苦渋反復作業の解消
登録番号 15-6
活用分類 無人化・省力化
適用工事
  • 【土木工事】
    コンクリート工事
  • 【建築工事】
    躯体工事
作業 コンクリート床仕上げ工事
活用実績(件数又は現場数) 5件
特許・実用新案 特許:有
実用新案:無
当該技術所有企業 [技術の所有権]
自社
汎用

[販売]
他社:(販売元 タイタメック株式会社)
その他:(販売・リース代理店 日建リース工業株式会社)
第三者評価・表彰等 第8回 ロボット大賞 優秀賞(インフラ・災害対応・建設分野)
【コンクリート床仕上げロボット「T-iROBO® Slab Finisher」】
当該事例紹介ウェブサイト http://www.taisei.co.jp/
掲載日 2019年4月15日
更新日 2020年7月27日

【カテゴリ】

  • [活用分類]無人化・省力化
  • [土木工事]コンクリート工事
  • [建築工事]躯体工事
  • [抑止可能なリスク(災害の種類)]動作の反動、無理な動作/過労
  • [職場環境改善・メンタルヘルス対策]生産性の向上/苦渋反復作業の解消
  • [ICT関連]ロボット

企業情報

大成建設株式会社 技術センター技術企画部 情報技術室

ご担当者名
中村 洋祐
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