本システムでは、重機の操縦席に設置した魚眼カメラで取得した映像を地上の遠隔制御室まで伝送し、PCを介してヘッドマウントディスプレイ(HMD)に表示させて作業室内の状況を確認する。操縦者が頭を上下左右に動かすとHMDに表示される映像も同期して上下左右に変化するため、重機の周囲状況を容易に把握することができる。また、視差をもった2つの映像をHMDに表示させることで、操縦者は視差映像から遠近感を得ることができる。
臨場型遠隔映像システムを用いた無人化掘削では、既存システムで課題とされてきた距離感や周囲状況の把握による安全性の向上と有効性を確認できた。また、3D映像によることで、作業室内の掘削状態の把握がより正確に得られるため、直接、作業室に入函して観察する作業回数が大幅に縮減でき、高気圧作業における高気圧障害の発生を防止し、安全性が確保できた。
個人差があるがHMDを装着した作業による違和感や映像の揺れによる不快感を強く感じる。
ICT機器がフリーズした場合に作動しなくなり、遠隔で再起動を実行できるシステムを導入する必要がある。
無線設備を利用する場合は、周囲で利用している無線周波数との干渉を考慮する必要がある。
周囲状況の表示機能の追加
登録番号 | 15-17 |
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活用分類 | 無人化・省力化 |
適用工事 |
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作業 | ニューマチックケーソン工事における掘削作業 |
価格等 | 購入価格:4,000千円 |
活用実績(件数又は現場数) | 3件 |
特許・実用新案 | 特許:有 実用新案:無 |
当該技術所有企業 | [技術の所有権] 他社:(三友株式会社) [販売] 他社:(三友株式会社) |
第三者評価・表彰等 | なし |
掲載日 | 2019年6月20日 |
【カテゴリ】
大成建設株式会社 横浜支店 末吉橋架替工事
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