重機用安全補助検知器 大型重機用「安全くんⅢ」・小型ローラー用「安全くんⅢ-S」

[ICT研究開発事例]重機用安全補助検知器 大型重機用「安全くんⅢ」・小型ローラー用「安全くんⅢ-S」

概要・活用方法

道路工事におけるローラ等の車両の後方や死角に入った作業員との接触が多い。
これらに対し、道路機械のメーカーではミラーや機体の改善に取り組み、死角の少ない機種が増えてきているが、車両後方に関してはセンサーを使った警報装置が利用されている。しかし、その大半が1点からのセンサー検知のため、検出範囲が扇状に広がり車両の周囲で危険がおよばないエリアまで発報し、結果、警報装置を切って作業されるケースが多いように聞いている。
これに対し、独自のセンサーで車両後方の障害物を検出し、ブザー音とLED灯点滅で危険を知らせ、運行をサポートする。(図1)

●センサーの検出範囲は、車両の幅方向と検出距離の範囲で設定。(全15エリア設定済、他にもパソコンで任意のエリア設定が可能です)(図2)
●ローラの平行・複数での使用や、側壁際での使用の際は、オフセットパターンの検出範囲設定が選択できます。
●安全くんⅢ-Sはモバイルバッテリー付属です。

特徴・効果

重機後方安全補助検知器「安全くんⅢ」は、検知範囲を車幅内に限定することをテーマに商品化したのが「安全くんⅢ」である。
センサーによって検知された情報が、予め設定しておいた範囲内であれば(障害物が介在した場合)、ブザー音と回転灯で危険を知らせる仕組みで、設定範囲もいくつかのパターン(例:車幅+1m、左後方に+1m等)を用意している。
■特長
①センサー範囲を任意で変更でき、不要な箇所は発報しない。センサー側よりLED赤外線光を送受信し、物体からの反射により検出。投射範囲内を座標認識しているため検出範囲を限定することができる。
②例えば、平行してローラを使用時や壁際での運行など特殊な施工の場合オフセットの検出範囲が選べる。
③投射を揺動させることにより検出範囲が最長5mと広範囲である。

活用上の注意点

・本機器は安全補助機器ですので車両の運行時は安全確認を必ず行ってください。
・車両駆動系を強制的に停止させる機能はありまません。 
 警報が鳴った場合は、必ず車両を一旦停止させ、安全確認して下さい。
・障害物に反応しなかったり、ブザーが鳴り続いた場合等故障の時は、使用をお止め下さい。
・検知センサに汚れが付着すると誤作動する恐れが有ります。センサの感知部分は、常にきれいにして下さい。
・バッテリーの容量が不足するとセンサが作動しません。使用前は必ずバッテリ容量を確認の上ご使用下さい。

対象とする主な対策(本質安全化)

  • [危険作業対策]災害復旧工事/車両系建設機械作業
登録番号 35-7
活用分類 機械センシング
適用工事
  • 【土木工事】
    道路工事/河川及び海岸工事
作業 道路工事等に使用されるローラ等による転圧作業時に
特許・実用新案 特許:無
実用新案:無
掲載日 2019年9月 4日

【カテゴリ】

  • [活用分類]機械センシング
  • [土木工事]道路工事/河川及び海岸工事
  • [抑止可能なリスク(災害の種類)]激突/はさまれ、巻き込まれ/有害物等との接触/交通事故(道路)
  • [危険作業対策]災害復旧工事/車両系建設機械作業
  • [ICT関連]センサー

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西尾レントオール株式会社 技術開発部

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