GNSS受信を使⽤して、オペレータが誘導員無しで地盤改良機の所定の位置を把握できるシステムで、オペレーターは、運転席内にあるモ
ニターで所定の杭芯位置へ誘導員なしで1cm単位で偏心量を把握できる。又、施工終了の杭の偏心量は、帳票出力できる。(画像①)
①施工範囲の上空視界が、確保されているかを確認。又補正情報のデータが安定して、送受信できる環境の確認。
②杭芯の座標データ(杭芯名・杭芯の国家座標、又はローカル座標をテキストファイルに保存)をパソコンにデータ入力。
③基地局の設置。(上空視界が、確保され又座標が判明している場所)
④地盤改良機にシステム装着。(画像②)
・2台のGNSSアンテナ、受信機を地盤改良機の後部に取付ける。振動対策としてシステム機器を固定する。
・攪拌羽根中心位置と2台のアンテナとの位置関係を計測し、攪拌羽根中心までのオフセットをシステムソフトに入力。
・システム用電源は、地盤改良機より供給。
⑤現場の工事基準点に地盤改良機を移動させ杭芯の位置と運転席のモニター表示の数字の確認を行う。(キャリブレーション)
⑥施工開始。
⑦施工後、各杭芯の偏心量を帳票出力し、データベースで保存する。
■特徴・効果
・オペレーター一人で機械を所定の位置に移動させることが可能になり、機械の周辺に誘導員を配置する必要がない。
・汚泥土の盛り上がりなどによって測量杭を見失っても、再測量の必要がない。
・誘導員の指示(目視)で位置を探る方法から、モニターにより1cm単位で偏心量が把握でき、精度の向上につながる。
・作業終了後、事務所で各杭芯の偏心量を出力でき、データベースに保存できるため、従来の後処理作業よりも効率的である。
・地盤改良機付近に誘導員がいないので安全性の向上が期待できる。
適用条件
①自然条件:GNSS受信機の動作範囲は、外気温度:-20C゜~+55C゜以内 (雨天でも誘導可能)
②現場条件:上空視
登録番号 | 35-9 |
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活用分類 | 無人化・省力化/機械センシング |
適用工事 |
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作業 | 深層混合処理工の地盤改良機の施工管理に適用 |
特許・実用新案 | 特許:無 実用新案:無 |
第三者評価・表彰等 | NETIS 登録番号:CG-120020-VE (活用促進技術) |
掲載日 | 2020年1月 7日 |
【カテゴリ】
西尾レントオール株式会社 通信測機技術部
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