作業員の重機作業エリア接近時における注意喚起する技術として開発した。概要は、RFIDタグを利用した重機等への作業員接近監視及び接
近警報をする装置で、重機操作に集中するオペレーターへの周囲作業員の接近を光(回転灯)と音(警報ブザー)で知らせることが出来る。
主に、トンネル工事、シールド工事、土木工事、舗装工事、建築工事などで使用する重機や車両に本体機器を取り付け、近接作業を行う作
業員にRFIDタグを携帯させる。RFIDタグは作業員のヘルメットへ取り付たり、ポケット等に入れて携帯し、携帯した作業員のみが音(警報ブザー)が鳴る対象となる。(画像①②)
①適用可能な範囲(画像③)
・装置本体接続アンテナとRFIDタグ間が見通せる箇所(遮蔽物がないこと)、
・推奨検知距離は、装置本体接続アンテナから半径10m以内の箇所
②特に効果の高い適用範囲
・重機作業おいて、近距離に通行人や作業員がいる現場、
・ロコ車等の走行において、台車連結等で進行方向に死角ができる運搬作業の現場
③適用できない範囲
・装置本体接続アンテナとRFIDタグ間が見通せない箇所、
・推奨検知距離を超えた半径10mを超えるの箇所
RFIDタグを携帯した作業員がIDガードマン警報装置に接近するとブザー回転灯でオペレーターに危険を知らせ、重機と作業員の接触を防止
できる。
重機の可動範囲や作業場所に合わせて、検知エリアをツマミを回すだけで任意に変更できるため、仮設バリケード等の盛換え工事が最小限
で良く、経済的である。
重機からの検知距離は、2系統の設定が出来る。2台の回転灯を動作させることも出来る。
重機等での利用時に車輌オペレーターの携帯するタグをワンプッシュで警報しないようにする機能も搭載している。
なお、警報装置の本体はコンパクトなサイズで(W250×H250×D140)、簡易防水仕様となっており、重機の運転席近辺にマグネット
で取り付けられる。電源は、DC12/24V(シガープラグ又はACアダプター)で、様々な重機や車両に取り付けられる。
RFIDタグにより検知し、警報を発する装置であるため、近接する可能性のある作業員には必ずRFIDタグの携帯が必要である。
なお、受信状態については、 実際の作業場所での受信調整をすること (屋外、屋内、狭小、壁・天井の材質により、変化する)
また、電池交換については、1年6ヶ月以内に交換すること(標準タグ:1.1秒間隔発信タイプ)
※適用できない範囲=装置本体接続アンテナとRFIDタグ間が見通せない箇所、推奨検知距離を超えた半径10mを超える箇所
登録番号 | 35-10 |
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活用分類 | 人・行動センシング/機械センシング |
適用工事 |
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作業 | 土木工事における油圧ショベルやトンネル工事などに使用されるバッテリーロコなど、重機・車両と作業員が近接しての作業 |
特許・実用新案 | 特許:無 実用新案:無 |
第三者評価・表彰等 | NETIS 登録番号:KTー150103ーVE(活用促進技術) |
掲載日 | 2020年1月 7日 |
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西尾レントオール株式会社 通信測機技術部
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