①概要
頭部に装着して作業者の目に映像を投影するディスプレイモニター。両手が自由な状態で、HDMIで接続した先の映像をディスプレイに投影する。肉眼による実視野が広く保たれ、且つヘルメットと一体化が可能。映像を取得できれば基本的には何でも投影することが可能であるため、スマホ、PC、カメラ、映像の無線受信機等が接続可能。
また、一般的なARグラスと比較して、両眼視設計及び非透過性ディスプレイの採用による鮮明な映像の投影が可能。
②活用方法
1) クレーン吊り荷カメラのモニター … カメラ映像を目元で閲覧確認することにより、ブームの動きを見つつフック下の状況を常時確認できる(図1)。
2) タイヤローラーのバックモニター… 10t以上のタイヤローラーはバックでアスファルトをならすが、カメラ映像はオペレーター正面に設置してあるためカメラ映像を確認することは困難である。カメラ映像を当ウェアラブルデバイスに表示することで、常時死角を確認できる(図2)。
3) 橋梁点検車の死角モニター…複雑な動きをするブームによる巻き込み事故を軽減できる。死角になりうる車両側面やブーム各箇所に設置したカメラ映像をドライバー 或いは バケットに搭乗している作業者が装着している当ウェアラブルデバイスに投影する(図3)。
4) ドローンのカメラモニター …ドローンのコントローラーに当ウェアラブルデバイスを接続して、ドローン搭載のカメラ映像を目元に表示する。ドローンを手動操作する点検確認作業で活用する(図4)。
1) クレーン吊り荷カメラのモニター … クレーン下の状況を確認しながら遠隔操作が可能となり、安全性向上に寄与。(飛来・落下、激突され災害の防止)
2) タイヤローラーのバックモニター ... 人や障害物への気づきを早期に促すことで事故軽減に寄与。(はさまれ、巻き込まれ災害の防止)
3) 橋梁点検車の死角モニター ... 接触事故の可能性を削減。人や障害物への気づきを早期に促すことで事故軽減に寄与。(はさまれ、巻き込まれ災害の防止)
4) ドローンのカメラモニター ... カメラ映像を確認するために目線を落とす必要がなくなるため、ドローンの接触事故軽減。
・人によって違う視野や焦点を事前に調整して合わせる。
・バッテリー残量に十分に余裕を持たせた作業計画を立案する必要がある。
・本ディスプレイを装着したまま移動する場合は、視界が一部遮られた状態となるため周囲に注意する。
頭部への装着感向上のための新型フレーム開発
映像視認性向上のための画角改良
製品説明プロモーション動画
クレーン吊り荷カメラメーカーによる、ウェアラブルディスプレイのメリット紹介
登録番号 | 40-1 |
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活用分類 | 機械センシング |
適用工事 |
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作業 | 1)クレーン吊り荷作業 2)タイヤローラーでの転圧作業 3)橋梁点検車を使用した橋梁点検作業 4)ドローンを使用した点検確認作業 |
特許・実用新案 | 特許:有 実用新案:無 |
第三者評価・表彰等 | 2019年 第29回 日本臨床工学会 講演にて紹介2017年 Innovative Technologies+2017 (経済産業省) 採択 |
当該事例紹介ウェブサイト | https://beyondglasses.jp/ |
掲載日 | 2020年7月27日 |
【カテゴリ】
株式会社Enhanlabo(エンハンラボ)
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