検査・点検用ARアプリ「Pinspect(ピンスペクト)」

[ICT研究開発事例]検査・点検用ARアプリ「Pinspect(ピンスペクト)」

概要・活用方法

①概要点検、検査の対象箇所をデジタル付箋(ピン)として記録、ARで可視化する。その箇所に関する写真やメモは、3次元位置情報(x,y, z)と一緒に記録され、図面や報告書に自動的に反映することができる。
図面の場合は3Dによる高さを含めた情報を表示することも可能となっている。また、ピンはARで元の場所に復元することが可能である。(図1)その他、LEDライトを点灯することで、暗い場所においてもライトを照らして記録することができる(対応機種に限る)。
②活用方法マンションやオフィスビルの仕上げ検査、ビル点検や清掃のエビデンスおよび報告、工場やプラントの設備管理およびメンテナンス、橋梁やトンネルなどの社会インフラの定期点検、一般住宅の診断検診の記録、不動産のファシリティマネジメントなどに活用可能。

特徴・効果

①従来、図面や写真から判断していた点検、検査対象箇所の位置を、ARで直感的かつ3次元的に把握することができるため、その箇所を探し回る時間が大幅に短縮され、現場を歩き回ることによる安全上のリスク(転倒等)も低減できる。
②また、検査箇所だけでなく、日々のKY(危険予知)活動において、現場の危険個所の位置を記録、可視化することもできる。
③これらの現場で記録した情報(位置情報、写真、メモ)が自動的に図面や報告書に反映されるため、記載漏れや転記ミスを防ぎ、省力化が可能になると同時に、現場に出入りする作業員への周知も容易になり、作業の安全性を高めることができる。
④その結果、点検・検査業務における報告、共有作業の省力化、生産性向上が見込まれ、従来に比べ現地での作業時間を約60%短縮することができ、仕事の量的負担の軽減と心身の健康確保に役立つ。

活用上の注意点

操作者の転倒や転落を防止するため、下記の点に注意して使用する。
・操作する際は必ず立ち止まり、周囲の状況を確認する。
・使用中に移動する際は画面を注視することなく、周囲の状況を確認して移動する。

自社で開発/改良したい技術

現場で記録した情報を、BIMや点群データ等の3次元形状に反映する機能。BIMや点群データ等の3次元形状上で追加した情報を、該当現場でARにより可視化する機能。

対象とする主な対策(本質安全化)

  • [職場環境改善・メンタルヘルス対策]生産性の向上/苦渋反復作業の解消/心身の健康確保

事例のご紹介(動画)

Pinspectの利用シーン

登録番号 41-1
活用分類 無人化・省力化/能力支援等
適用工事
  • 【土木工事】
    その他の土木工事
  • 【建築工事】
    建築工事全般
  • 【設備工事】
    設備工事全般
作業 ①現場の点検、検査
②危険個所の記録、可視化、共有
③運用後の設備管理、メンテナンス
④点検、検査結果の記録、報告、および共有
特許・実用新案 特許:申請中
実用新案:無
第三者評価・表彰等 日本建設業連合会 2018年度 建築のITセミナー 「建設業界で適用できる先端ICTの最新動向」
当該事例紹介ウェブサイト
https://biz-ar.jp/service/pinspect.php
掲載日 2020年7月27日

【カテゴリ】

  • [活用分類]無人化・省力化/能力支援等
  • [土木工事]その他の土木工事
  • [建築工事]建築工事全般
  • [設備工事]設備工事全般
  • [抑止可能なリスク(災害の種類)]過労
  • [職場環境改善・メンタルヘルス対策]生産性の向上/苦渋反復作業の解消/心身の健康確保
  • [ICT関連]タブレット・スマートフォン/ソフトウェア・アプリケーション/カメラ

企業情報

株式会社エム・ソフト サービス事業推進室

お電話でお問い合わせの方は
03-5812-4440

<当サイトの利用に関連する保証及び責任について>

当協会は、当サイトに最新の正確な情報を掲載するよう努力しますが、この情報の正確性、安全性、適切性について責任を負わず、保証するものではありません。

当サイト及び当サイトからリンクされているサイトへのアクセス及び利用する方は、自己の責任及び善良なる管理者の注意義務に基づき利用することに同意したとみなします。

当協会は、当サイト及び当サイトからリンクされているサイトの利用、アクセス又はアクセス不能の結果生じる損害及び当サイトの情報の誤謬を信頼した結果生じる損害について責任を負いません。

当サイトを活用して行う建設工事については、いうまでもなく、各事業者において、法令遵守、安全第一をもって工事の施工を行ってください。

ホピーくんTOP