簡単測量アプリ「スマホdeサーベイ」AR版

[ICT活用事例]簡単測量アプリ「スマホdeサーベイ」AR版

概要・活用方法

①概要
iPhoneやiPad※で盛土や掘削土の土量計測や横断測量、多角形面積の測量等ができるアプリケーションである。測量のための事前準備が不要で、現場に持参したiPhoneやiPadで計測範囲を指定するだけで誰でも簡単に計測できる。
②活用方法
AR機能により任意の点に仮想ポールを立てていくことで、自動で断面図が作成される(図1)。同様に土量や面積についても自動で計算される(図2は仮置き土の計測事例)。

※iPhone 6s以降またはiPad第5世代以降の端末で利用可能。対応OSはiOS 12.0以降 (iPhone、iPadは、Apple Inc.の商標である)

特徴・効果

・日常的な測量作業の省力化が図られ、従来に比べ現地での作業時間を90%以上短縮することができ、仕事の量的負担軽減と心身の健康確保に役立つ。
・土砂災害時の地形測量の時間短縮により、二次災害に直面する発生リスクを低減できる。

活用上の注意点

・スマホを持って移動する際は、画面を注視することなく、周囲を良く確認すること。
・あくまでも、簡易測量であり、出来形測量等には利用できない。

残留リスク(活用上の問題点)

①残留リスクの内容と対応策

① 残留リスクの内容と対応策
スマホを持って移動する必要があるため、転倒・接触等のリスクが残る。

②対応策についての今後の計画

② 対応策についての今後の計画
現状の注意喚起画面に加えて、警報音を発するよう改善予定。

自社で開発/改良したい技術

① 利用したい技術
[スマートグラス等を利用したハンズフリー測量]
② 製造者側に開発/改良を期待する技術
[同上]
③ 自社で開発/改良したい技術
[スマホdeサーベイの更なる高性能化]

対象とする主な対策(本質安全化)

  • [危険作業対策]災害復旧工事/斜面掘削工事/軟弱地盤工事
  • [職場環境改善・メンタルヘルス対策]生産性の向上/苦渋反復作業の解消/心身の健康確保
登録番号 24-12
活用分類 無人化・省力化
適用工事
  • 【土木工事】
    土工工事/道路工事/土木工事全般
  • 【建築工事】
    土工事/建築工事全般
作業 ①仮置き土や掘削土等の土量計測
②盛土や切土等の横断測量
③草刈り範囲や資機材仮置きヤード等の面積計測
価格等 App storeで販売中
10,000円/1ライセンス
活用実績(件数又は現場数) 多数あり
特許・実用新案 特許:無
実用新案:無
当該技術所有企業 [技術の所有権]
自社
共有:(株式会社エム・ソフト)
汎用

[販売]
他社:(株式会社エム・ソフト)
当該事例紹介ウェブサイト
https://www.obayashi.co.jp/solution_technology/detail/tech_d223.html
掲載日 2020年7月27日

【カテゴリ】

  • [活用分類]無人化・省力化
  • [土木工事]土工工事/道路工事/土木工事全般
  • [建築工事]土工事/建築工事全般
  • [抑止可能なリスク(災害の種類)]過労
  • [危険作業対策]災害復旧工事/斜面掘削工事/軟弱地盤工事
  • [職場環境改善・メンタルヘルス対策]生産性の向上/苦渋反復作業の解消/心身の健康確保
  • [ICT関連]タブレット・スマートフォン/ソフトウェア・アプリケーション

企業情報

株式会社大林組 土木本部 生産技術本部 技術第二部

ご担当者名
望月 勝紀
お電話でお問い合わせの方は
03-5769-1302

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