[概要]
・クレーンブーム先端部および作業員に装着したセンサー・映像情報から、クレーン同士の接近・や吊荷下に近づいている作業員を抽出し、クレーンオペレーターには運転席のモニター表示と音声で、作業員にはスマートウォッチなどを通してアラートを発することで、クレーンの衝突や吊荷との接触などの危険が迫っていることを周知し、事故を未然に防ぐ。
・本アプリは現場に合わせてカスタマイズして提供している(一般向けには提供していない)。
[活用方法]
①クレーンのブームトップにGPS設置、作業員にGPS、スマートフォン、スマートウォッチを所持してもらう。
②アラート範囲の設定をする。(一次警戒:20m、二次警戒:10mなど)
③クレーン同士が接近時:クレーン運転席にあるモニタでクレーン同士の接近をアラートで知らせる
④クレーンの吊荷下に作業員が接近した場合、クレーン運転席のモニタおよび作業員のスマートウォッチにアラートで知らせる。
①大型クレーンなど吊荷下の状況が見えないクレーンワークのオペレータが作業員の存在を知ることができる。
②作業員が吊荷に接近しすぎた場合、振動によっていち早く接近に気づき、その場から待避できる。
③複数台クレーンが稼働する施工において、クレーン同士の接近を知ることで接触事故を防止できる。
④玉掛け作業、玉はずし作業時に作業員が近付いた際は、注意喚起のため、スマートフォン、スマートウォッチを装着した作業員すべてに警報が鳴る。
①GPSを利用したシステムであるため、上空が開けたGPS電波の受信状況が良い現場で適用する。
②使用人数はクラウドサーバーのスペックに依存する(高性能のものを使用すれば人数制限はない)。
①アラートが鳴っても無視してしまう可能性がある。
②アラームGPSの不具合等でアラームが鳴らない恐れがある。
①アラートが鳴った場合の行動を事前に繰り返し周知させておく。
②アラームを過信せず、目視での確認を怠らないようにする。
登録番号 | 15-18 |
---|---|
活用分類 | 無人化・省力化/人・行動センシング/機械センシング |
適用工事 |
|
作業 | クレーンを使用する作業(移動式・固定式の両方に対応可) |
活用実績(件数又は現場数) | 2件 |
特許・実用新案 | 特許:有 実用新案:無 |
当該技術所有企業 | [技術の所有権] 共有:(インフォキューブ社) [販売] 自社 |
当該事例紹介ウェブサイト | https://www.taisei.co.jp/about_us/wn/2020/201223_5058.html |
掲載日 | 2021年5月26日 |
【カテゴリ】
大成建設株式会社 技術センター技術企画部情報技術室
当協会は、当サイトに最新の正確な情報を掲載するよう努力しますが、この情報の正確性、安全性、適切性について責任を負わず、保証するものではありません。
当サイト及び当サイトからリンクされているサイトへのアクセス及び利用する方は、自己の責任及び善良なる管理者の注意義務に基づき利用することに同意したとみなします。
当協会は、当サイト及び当サイトからリンクされているサイトの利用、アクセス又はアクセス不能の結果生じる損害及び当サイトの情報の誤謬を信頼した結果生じる損害について責任を負いません。
当サイトを活用して行う建設工事については、いうまでもなく、各事業者において、法令遵守、安全第一をもって工事の施工を行ってください。