「労働安全衛生作業員活動支援サービス」

［ICT研究開発事例］「労働安全衛生作業員活動支援サービス」

概要・活用方法

・「労働安全衛生　作業員活動支援サービス」は、作業員のセンシングデータを収集し分析する仕組みを提供するクラウドサービスである。
・例えば、建築現場や製造現場において、作業員がヘルメット型デバイスを装着しセンシングデータを収集して分析することで、熱中症を発症する環境や脈拍等の傾向がわかる。これにより、熱中症を発症する前に休憩を義務付けるなどの対策を講じることができる。
・「労働安全衛生　作業員活動支援サービス」は、熱中症警告などの起きやすさを、月、曜日、時間帯、現場、職種などの情報から発生傾向を把握することできるため、事前の事故予防活動に役立てることができる。
・転倒や転落などの危険な警告が発生したときの位置情報を知ることができるため、危険な警告がどの位置で多く発生しているかを把握し、危険な現場を視察し現場を安全な状態に改善する活動に繋げることができる。
・例えば、管轄する作業員が多く、全員の行動を把握できず大きな事故が発生しないように、ヒヤリハットデータを分析し大きな事故への対策を講じることができる。

特徴・効果

・ダッシュボードから事故警告の確認、警告発生時の状況分析、事故警告の発生傾向の分析ができる。
・ダッシュボードのカスタマイズ可能（オプションで支援可能）。
・デバイスは、ヘルメット型、ウォッチ型、指輪型など複数対応。
・バイタルセンサ以外のセンサー情報などと連携可能。
・バイタルデータ（実データ）から事故原因を分析することで、労働災害対策の効率化につながる。また、監督者1人に対する管轄作業員人数を増やすことが可能となり省人化につながる。
・作業員の現在位置を確認できるため、危険な場所を見つけることができ、その周辺での作業に関して注意を呼び掛けることで不安全行動を抑止できる。

活用上の注意点

・本サービスは、事故や事故の予兆に関して傾向を分析し、予防活動に役立てるためのサービスであり、本サービス自体が事故を予防するものではありません。
・導入の際は、作業員や現場の情報を準備していただく必要があります。
・個人情報の取り扱いには十分に注意する。

自社で開発／改良したい技術

リストバンド型などの対応デバイス種の追加開発。AIなどを用い取得したデータからストレス度や疲労度などの二次的な指標値の算出。

対象とする主な対策(本質安全化)

登録番号	48-5
活用分類	無人化・省力化／人・行動センシング
適用工事	【土木工事】土木工事全般【建築工事】建築工事全般【設備工事】設備工事全般
作業	監視、作業員センシングデータ分析業務
特許・実用新案	特許：無実用新案：無
当該事例紹介ウェブサイト	https://www.hitachi-solutions.co.jp/wass/
掲載日	2021年9月30日

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