①概要
本技術は、ウェアラブル端末により測定される作業者一人ひとりの心拍数・位置情報・転倒/転落検知情報や、IoTセンサーにより計測した作業環境のWBGT値等をクラウド上で処理蓄積し活用することで、従業員の健康と安全を見守り安心を提供するシステムである。
②活用方法
現場作業員の心拍数や位置情報等を一元管理し、異常発生時は本人や管理者の端末等にアラート通知を行うことで事故発生時に早期発見が可能(図1)。
現場作業員の端末から、管理者や周囲の作業員へ即座にアラート通知を行うSOS(HELP)送信機能のほか、メッセージ送信機能により現場管理者から現場作業員へ作業指示を行うこと、蓄積したデータに基づいたレポーティング・業務改善への活用も可能(図2)。
①特徴
・ウェアラブル端末で収集したデータは管理画面上で一元的に表示でき、心拍数上下限やWBGT値のほか、これまでの心拍数の傾向から体温上昇おそれを検知する機能等を具備している。(図3)
・現場・作業形態に合わせた様々な通信方式に対応している。
・心拍数/WBGT異常やHELPボタンによる即時の異常検知のほか、転倒後の停滞を3分程度で自動検知し、現場における異常発生時の早期の駆けつけ対応を実現。
②効果
・熱中症や体温上昇おそれ等の体調不良を把握することで、労働災害防止を実現する。
・転倒/転落等の異常発生時の早期発見を実現することで、事故発生時の初動対応迅速化を実現する。
・作業範囲をカバーするためのゲートウェイ機器、環境センサの適切な選定・配置
・個人の体質等により通常時の心拍数の傾向は異なるため、しきい値がデフォルト値の場合に、アラートが発生しすぎるまたは適切に発生しない可能性がある。
→誤検知が発生する場合は、管理画面上で特定個人のしきい値について設定変更を行いながら適正値を見極める。
対応するウェアラブル端末(時計型、イヤホン型等)、環境センサの追加
個人の日々の状況に応じた、アラート発生しきい値の自動変更機能の実装
データ解析技術の高度化、外部システムとのデータ連携機能の拡充
登録番号 | 50-1 |
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活用分類 | 人・行動センシング/能力支援等 |
適用工事 |
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作業 | 暑熱環境下での作業 転倒/転落の危険のある作業 その他、安全管理・健康管理を行う必要のある屋内外での作業全般 |
特許・実用新案 | 特許:無 実用新案:無 |
当該事例紹介ウェブサイト | https://business.ntt-east.co.jp/service/wearable_connect/index.html |
備考 | 実証実験・導入実績数件 |
掲載日 | 2022年1月20日 |
【カテゴリ】
東日本電信電話株式会社 ビジネス開発本部 第三部門 IoTサービス推進担当
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