熱中症予防対策

熱中症予防対策

「熱中症」とは、高温多湿な環境で、体内の水分と塩分のバランスが崩れたり、循環調節や体温調節など体内の調整機能が破綻するなどして発症する障害の総称です。
めまい失神、頭痛や吐き気など様々な症状が現れますが、適切な処置を怠り、手遅れになると最先端の医療でも手の施しようがなく、死に至ることもある恐ろしい疾病です。
特に、屋外作業が多い建設業においては、例年、熱中症が多数発生しており、なかには重篤化して死亡に至る事例も後を絶たないことから、建災防では、関係省庁とも連携し、職場における熱中症の予防対策への指導・援助に取り組んでいます。

熱中症への備え

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 氷
首回り、脇の下、太ももの付け根を冷たいもので冷却する。
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 アイススラリー(流動性の氷状飲料水)
摂取することで、体内から冷却する。
作業に入る直前や休憩中に摂取し、深部体温の上昇を抑える「プレクーリング」も効果的。
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  スポーツドリンク(飲料水)
塩分0.1%~0.2%の食塩水
※自力で水分摂取ができるかの判断はペットボトルを開けることができるかどうかも含みます。
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塩飴
安衛法第22条2号:
事業者は、多量の発汗を伴う作業場において、労働者に与えるために、塩および飲料水を備えなければならない。
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  熱中症予防サイト
WBGT値28度以上の環境が適用の前提とされているが、サイトを確認し、熱中症のリスクを把握する。
WBGT値28度以下でも熱中症のリスクがあります。
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  アイスバス
作業着を脱がせて体外から冷却する。
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  ミストファン
被災者は十分に涼しい休憩室等に避難させ、ミストファンやアイスバスで体外から冷却する。
報告先・緊急搬送先、必要な措置の内容・手順を明示したもの
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掲示、メール送付、文書配布、口頭での周知が可能だが、確実に伝わるよう複数の手段を組み合わせて行うことが望ましい。

熱中症予防対策の例

○職場巡視・定期連絡
 ○バディ制の採用
 ○電子機器の装着(誤作動や異常時に作動しないことがあることに留意する。)

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